YY ARTS

MOYAN「FIGUREHEAD」展示紹介

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
東銀座のアートスペースun petit GARAGEより次回の展覧会のご案内です。

この度un petit GARAGEでは、MOYANの個展「FIGUREHEAD」を開催いたします。

un petit GARAGE では前回の「ドル・プレイ」(森山亜希名義)からおよそ1年半ぶりの個展となりました。本展は社会的装置としての役割を担う人形と、またその役割を終え完全なるオブジェクトとなった人形から着想を得、かつて誰かが長いこと所有していたセカンドハンドの人形達をモチーフにした作品を中心に、役割から解放され物として「ただ在る」だけのヒトガタの中に人間存在の本質を見出すことを試みます。

「風速30m」
2022 / 162×162cm / Acrylic, oil on canvas
※画像は作品の一部をトリミングしています。

MOYAN「FIGUREHEAD」

会期:2022年2月8日(火)~3月31日(木) 12:00~18:30

休廊:日曜・祝日・隔週土曜

( 2/12,2/26,3/12,3/26 の土曜はオープンします)

新型コロナウィルス感染防止対策のため、ご来場のお客様には、マスクの着用や手指の消毒等へのご協力をお願いいたします。

MOYAN「FIGUREHEAD」によせて

 MOYANの新作展「FIGUREHEAD」が始まる。MOYANと言えば、人形を使った人間劇を絵画で表現するアーティストで、特に若い世代に支持されている印象が強い。今回の個展に登場する人形は、誰かが所有し、ボロボロになるまで可愛がった中古の人形たちだ。その意味では、ちょっとした懐かしさや儚さも見えてくる気がする。役割を終えた人形たち。その「ヒトガタ」に改めて人間との関係性をMOYANは感じとり、作品化する。タイトルのFigureheadは、船の先にある船首像や頭首を指すが、転じて案山子や置物の意味もある。人形やロボットに感情移入するのが私たち人間の持つ特別な能力だとして、彼らが指し示す先に、人間の存在の大切な理由があるのかもしれない。東銀座でお待ちしています。 

山口裕美(アートプロデューサー)

MOYAN

1991 埼玉県生まれ

2018 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業

2020 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画技法・材料研究分野 修了

個展

2017 「DOLLs」un petit GARAGE、東京

2018 「ICON」un petit GARAGE、東京

2020 「image」MEDEL GALLERY SHU、東京

2020 「ドル・プレイ」un petit GARAGE、東京

グループ展

2015 「GEIDAI スカウティング@藝大ギャラリー」丸ビル、東京

2016 「第3回CAF賞作品展2016」 3331 Arts Chiyoda、東京

   「“Group Show~ Sommes-nous heureux?”」Bambinart Gallery、東京

        「シェル美術賞展 2016」国立新美術館、東京

2017「ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校第2期生標準コース成果展『ハプニング(直接行動)を待ちながら』」ゲンロンカフェ、東京

   「ヤングアート台北2017」シェラトングランデ台北ホテル、台北

   「art expo NY」Pier 94、NY

   「森山亜希新作展示」ラムフロム HINKA RINKA 銀座店、東京

2018 「ブレイク前夜〜次世代の芸術家達〜 PartⅡ」Bunkamura Gallery、東京

    「KUMA EXHIBITION 2018」スパイラルガーデン、東京

2019  「Unspoken Toys」MASATAKA CONTEMPORARY、東京

2020  神宮の杜芸術祝祭「紫幹翠葉 百年の杜のアート」明治神宮ミュージアム、東京

2021   「DOLLMAGE」 TIERS GALLERY、東京

           ブレイク前夜展「美術手帖」総編集長・岩渕貞哉セレクション、銀座 蔦屋書店、東京

受賞歴

2015  「第10回藝大アートプラザ大賞展 」入選

     「GEIDAI スカウティング@藝大ギャラリー」藝大アーツイン丸の内 (GAM)賞

2016  「シェル美術賞2016」入選

     「第3回 CAF賞」山口裕美賞

助成

2015 「東京藝術大学久米桂一郎奨学基金」 認定

2017 「公益財団法人クマ財団第1期クリエイター奨学金」 認定

2018 「東京藝術大学平山郁夫奨学金」 認定

メディア

2017 BSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」

2018 HERS「服よりアート?」7月号掲載

   月刊アートコレクターズ「写実ブームの最前線、豊かなバラエティ」12月号掲載

2020 SNIP STYLE 「頑張れ日本!」6月号掲載

2021 武蔵美通信12月号 アートのチカラ

 

  • un petit GARAGE

〒104-0061

東京都中央区銀座7-17-1 銀座武蔵野ビル1F

Tel:03-3541-0038   

Mail:info@yyarts.co.jp 

最寄り駅:
築地市場駅から徒歩3分
東銀座駅から徒歩4分
銀座駅から徒歩8分
新橋駅から徒歩8分


展示風景

人形の首を主にモチーフとして扱った今回の展覧会。

絵画の前に置かれたお雛様とお内裏様、五人囃子の首の展示は、面白く奇妙であり、MOYANらしいタッチのクオリティの高い作品だった。

クレーンゲームでとれる作品も斬新でした。

絵画に使用されているモチーフの、人形の首をクッション材に用いたクレーンゲーム。黒いカプセルの中にMOYAN特製ピンバッチが入っています。全5種×10個、エディションナンバーと直筆サイン入り。(完売)

平川恒太「絵解きの世界」展示紹介



平川恒太 個展「絵解きの世界」
会期:2021年10月9日(土)~12月11日(土)12:00~18:30
休廊:日曜、祝日、隔週土曜
(11/20, 12/4, 12/11の土曜はオープン)


コロナ禍ではございましたが、大変ご好評いただきました。
「どこから来たか どこへ行く」シリーズの現代の日本社会を風刺した作品から、「森の茶会」シリーズの四季の風景と動物たちのピースフルな一場面を写した作品などが並び、 全体的に色鮮やかで見応えある展示に仕上がっていました。

平川 恒太    ( Kota Hirakawa)

1987 高知県出身:埼玉県在住
2006 埼玉県立大宮光陵高等学校美術科 修了
2011 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業
2013 東京芸術大学 絵画専攻 修士課程修了
2014 ~2015 State Academy of Fine Arts Stuttgart/Guest Student