YY ARTS

【11/20~開催】朝山まり子「山、おりおり」展のお知らせ

朝山まり子「山、おりおり」展

 

 山口裕美がプロデュースするYYARTSでは朝山まり子の展覧会を開催いたします。

 朝山まり子が、2015年「EMON AWARD 4」で優秀賞を受賞して本格的に写真家としての道を歩み始めてから10年、今回はついに霊峰・富士をモチーフとした写真展を開催することになりました。

愛してやまない山を表現するにあたっては、イメージを持ちつつも、実際に山を歩き、自然の一部になりその声を聞くという朝山。そうした対話により導かれるように制作された作品が並びます。写真作品を扇のように折った新作も展示いたします。ぜひお越しください。

 

朝山まり子「山、おりおり」展開催によせて

 朝山まり子と出会ったのは、2015年夏のこと。その時から考えると、かなり速いスピードで進歩していると感じている。ガーデニングのプロでもあることから、木や花の知識も深く、登山も嗜むので、山についての知識もある。その彼女が、いよいよ満を持して、富士山の作品を発表してくれるのが今回の展覧会だ。富士山は、霊峰富士ともいわれ、富士登山によって、健康や幸福、繁栄などの御利益があるとも言われてきた。年の瀬と年始にぴったりである。残り少ない2024年と新しい2025年、皆さま、ぜひ素敵な写真展にお越しください。暖かいお茶を用意してお待ちしています。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

朝山まり子「山、おりおり」YY ARTS 2024.11.20(Wed)- 2025.1.16(Thu)11:00~18:00

オープニングレセプション:11.20(Wed) 17:00~20:00

休廊:日曜・月曜・祝日

 

会 期:2024年11月20日(水)‐2025年1月16日(木)(日曜、月曜、祝日休み)

時 間:11:00 - 18:00

住  所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 GINZA CASA 1F

電  話:03-3528-6794

有楽町線 [新富町駅] 2番出口 徒歩3分

日比谷線 [東銀座駅] 3番出口 徒歩5分

山手線・有楽町線 [有楽町駅]D8番出口 徒歩11分

朝山まり子/ASAYAMA Mariko

 

熊本県生まれ。

武蔵野美術大学 短期大学芸術学科卒業、京都造形芸術大学芸術研究科卒業、京都芸術大学(ランドスケープデザイン)非常勤講師。 2010年より写真を始め、植物観察や山登りが趣味であったことから山岳写真家としてそのキャリアをスタート。また、園芸・造園にも造詣が深く、その知識を生かして主に、美しい日本の自然のランドスケープの作品を制作している。独特のフレーミングの才能があり、日本の四季や里山に降りてくる動植物の作品も多い。

 

【主な展示】

2015年 朝山まり子/岡部稔「EMON AWARD 4 Exhibition」EMON Photo Gallery、東京

2017年 朝山まり子「 Picturesqueness」un petite GARAGE、東京

2019年 明治神宮の森の風景を1年半インスタグラムにてWEB展示

2020年 神宮の杜芸術祝祭「紫幹翠葉 百年の杜のアート」明治神宮ミュージアム、東京

2020年 神宮の杜芸術祝祭「切切偲偲−応援が力になる」聖徳記念絵画館、東京

2024年 「HAGAKURE 自由と情熱」展 作品とポスター、佐賀

 

記事掲載の場合の画像お問い合わせなどはこちらにご連絡ください:info@yyarts.co.jp 

 

【レポート】ONE有明アートフェスティバル展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」

ONE有明アートフェスティバル展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」レポート

リポーター:田中直子
 ONE有明アートフェスティバルの楽しみにしていた展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」を見てきました!
18日は本展キュレーターの山口裕美さんの司会で柳健司さん、田中右紀さん、土屋貴哉さん、井川健さん、宮本初音さんのトークショーもあり、盛りだくさんの二日間でした♪
  
撮影:田中直子
 テーマの葉隠は、山本常朝の書「葉隠」からきているそうです。「そもそも、芸術は、芸術だけの中でぬくぬくとしていては、衰えて死んでしまうものなのであり、芸術の発露は、母であり、仇敵である」(三島由紀夫の「葉隠人門」のあとがきを担当した文芸評論家の田中美代子さんの一文だそうです*ステートメントパネルから引用)とあるように、芸術家は常に己との戦いを続けます。その姿はmement moriとも重なり、死を思うことで今生き抜き、情熱と渇望が溢れる。芸術家ないしアーティスト達は常に、自分自身に問い続け新しいことに挑戦してきました。まさに本展葉隠はそんな挑戦し続ける現在のアーティスト達の姿を目撃する展覧会となっています。
 最初の展示室の柳健司さん+田中右紀さん、瀬戸口朗子さん(制作協力:西隆行)の作品はガラス張りの美しい佐賀大学美術館の展示室で輝きを放ち眺めているだけで時間がゆっくりと過ぎていきます。
  
 炭鉱の歴史を扱った國盛麻衣佳さんの作品は個人的にかなり興味を持ちました。原良介さんの包み込むように優しい作品はいつも大好きです。
 井川健さん+大和美緒さんの赤と黒い漆の作品のコンビネーションも素敵でした。SHOW-TARO(SHOWKO+山本太郎)さんの屏風とSHOWKOさんの金継ぎ作品の共鳴し合う展示は圧巻でした。中村ケンゴさんの新しいひらがなペインティングシリーズは見ていて楽しくなりました。
 2階にある土屋貴哉さん+中里太郎右衛門さんの作品はかなり貴重な展示コーナーだと思います!是非現地で目撃されてください。
また2階に展示されている「ACTIVATE ART+KOGEI 九州の花と花器 酒と酒器+アート」展も面白かったです。こちらもたくさんのアーティストさんが参加されています。
 アート業界あるあるだと思いますが、行きたいなという展覧会や美術館が気づいたら閉幕、閉館ってことありますよね。それが終わった後に後悔して、最初に思い立った時に行けば良かったなと思うやつです。本展は、11月3日まででした。あっという間に終わってしまいました!明日死ぬかもしれないなら、今一番見たいもの、見ときましょう!思い立った時に見るのが一番です!
 また、柳健司先生が主宰するkenakianのヴォルフガング・ライプと奥川俊右ェ門の展示は素晴らしい空間でした。酒造屋跡にあるEDAUMEでは「ロング・スロー・ディスタンス」佐賀大学芸術地域デザイン学部大学院生、卒業生による現代アートと工芸の展示が行われており、これからの佐賀を盛り上げるアーティストたちの挑戦の数々が見れます。敷地内のレストランも美味しかったです。
撮影:久我秀樹
■「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」
会期: 9月28日(土)~6年11月3日(日)
会場:佐賀大学美術館 1階、特別展示室
主催:ONE有明アートフェスティバル実行委員会
後援:佐賀大学美術館、ほか
観覧料 :無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
出展アーティスト:
土屋貴哉+中里太郎右衛門/柳健司+田中右紀/井川健+大和美緒/SHOW-TARO(SHOWKO+山本太郎)/國盛麻衣佳+石炭人形/原良介/瀬戸口朗子(制作協力:西隆行)/中村ケンゴ+ヤマト陶磁器
キュレーター:山口裕美
企画協力:五十嵐純
アドバイザー:柳健司/土屋貴哉/井川健/宮本初音
関連企画:EDAUME/kenakian
■「ACTIVATE ART+KOGEI 九州の花と花器 酒と酒器+アート」
会期:9月28日(土)~11月3日(日)
会場:佐賀大学美術館 小展示室・歴史展示スペース
主催:ONE有明アートフェスティバル実行委員会
後援:佐賀大学美術館、ほか
観覧料 :無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
出展アーティスト:
笛田亜希、MOYAN、平川恒太、木下友梨香、朝山まり子、奈良宗久、中村ケンゴ、堀江たくみ、小林祐司、竹内朱莉、熊井友理奈、勝田里奈、郭訳臨、下条華子、ゆうきのつばさ、中国上海紡工大学生(花の絵コンテスト入選作品)
■ EDAUME
「ロング・スロー・ディスタンス」
石松 由布、宇野 のどか、江口 禎駿、
遠藤 梨夏、尋木 昭帆、嶽野 蓮、
福永 知花、松延 怜亜、山口 知咲
▼住所:佐賀県佐賀市八戸1-2
▼期間:10月1日〜10月27日
▼開場時間:11:00〜18:00
▼休館日:月曜日
▼入場料:無料
■ヴォルフガング・ライプと奥川俊右ェ門
Wolfgang Laib & Shunemon Okugawa
▼期間:9月28日(土)〜10月20日(日)
▼開場:11:00-18:00
▼入場無料
※月曜日休み(祝日の場合は翌火曜日が休み)