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【レポート】ONE有明アートフェスティバル展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」

ONE有明アートフェスティバル展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」レポート

リポーター:田中直子
 ONE有明アートフェスティバルの楽しみにしていた展覧会「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」を見てきました!
18日は本展キュレーターの山口裕美さんの司会で柳健司さん、田中右紀さん、土屋貴哉さん、井川健さん、宮本初音さんのトークショーもあり、盛りだくさんの二日間でした♪
  
撮影:田中直子
 テーマの葉隠は、山本常朝の書「葉隠」からきているそうです。「そもそも、芸術は、芸術だけの中でぬくぬくとしていては、衰えて死んでしまうものなのであり、芸術の発露は、母であり、仇敵である」(三島由紀夫の「葉隠人門」のあとがきを担当した文芸評論家の田中美代子さんの一文だそうです*ステートメントパネルから引用)とあるように、芸術家は常に己との戦いを続けます。その姿はmement moriとも重なり、死を思うことで今生き抜き、情熱と渇望が溢れる。芸術家ないしアーティスト達は常に、自分自身に問い続け新しいことに挑戦してきました。まさに本展葉隠はそんな挑戦し続ける現在のアーティスト達の姿を目撃する展覧会となっています。
 最初の展示室の柳健司さん+田中右紀さん、瀬戸口朗子さん(制作協力:西隆行)の作品はガラス張りの美しい佐賀大学美術館の展示室で輝きを放ち眺めているだけで時間がゆっくりと過ぎていきます。
  
 炭鉱の歴史を扱った國盛麻衣佳さんの作品は個人的にかなり興味を持ちました。原良介さんの包み込むように優しい作品はいつも大好きです。
 井川健さん+大和美緒さんの赤と黒い漆の作品のコンビネーションも素敵でした。SHOW-TARO(SHOWKO+山本太郎)さんの屏風とSHOWKOさんの金継ぎ作品の共鳴し合う展示は圧巻でした。中村ケンゴさんの新しいひらがなペインティングシリーズは見ていて楽しくなりました。
 2階にある土屋貴哉さん+中里太郎右衛門さんの作品はかなり貴重な展示コーナーだと思います!是非現地で目撃されてください。
また2階に展示されている「ACTIVATE ART+KOGEI 九州の花と花器 酒と酒器+アート」展も面白かったです。こちらもたくさんのアーティストさんが参加されています。
 アート業界あるあるだと思いますが、行きたいなという展覧会や美術館が気づいたら閉幕、閉館ってことありますよね。それが終わった後に後悔して、最初に思い立った時に行けば良かったなと思うやつです。本展は、11月3日まででした。あっという間に終わってしまいました!明日死ぬかもしれないなら、今一番見たいもの、見ときましょう!思い立った時に見るのが一番です!
 また、柳健司先生が主宰するkenakianのヴォルフガング・ライプと奥川俊右ェ門の展示は素晴らしい空間でした。酒造屋跡にあるEDAUMEでは「ロング・スロー・ディスタンス」佐賀大学芸術地域デザイン学部大学院生、卒業生による現代アートと工芸の展示が行われており、これからの佐賀を盛り上げるアーティストたちの挑戦の数々が見れます。敷地内のレストランも美味しかったです。
撮影:久我秀樹
■「ACTIVATE ART+KOGEI HAGAKURE(葉隠)自由と情熱」
会期: 9月28日(土)~6年11月3日(日)
会場:佐賀大学美術館 1階、特別展示室
主催:ONE有明アートフェスティバル実行委員会
後援:佐賀大学美術館、ほか
観覧料 :無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
出展アーティスト:
土屋貴哉+中里太郎右衛門/柳健司+田中右紀/井川健+大和美緒/SHOW-TARO(SHOWKO+山本太郎)/國盛麻衣佳+石炭人形/原良介/瀬戸口朗子(制作協力:西隆行)/中村ケンゴ+ヤマト陶磁器
キュレーター:山口裕美
企画協力:五十嵐純
アドバイザー:柳健司/土屋貴哉/井川健/宮本初音
関連企画:EDAUME/kenakian
■「ACTIVATE ART+KOGEI 九州の花と花器 酒と酒器+アート」
会期:9月28日(土)~11月3日(日)
会場:佐賀大学美術館 小展示室・歴史展示スペース
主催:ONE有明アートフェスティバル実行委員会
後援:佐賀大学美術館、ほか
観覧料 :無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
出展アーティスト:
笛田亜希、MOYAN、平川恒太、木下友梨香、朝山まり子、奈良宗久、中村ケンゴ、堀江たくみ、小林祐司、竹内朱莉、熊井友理奈、勝田里奈、郭訳臨、下条華子、ゆうきのつばさ、中国上海紡工大学生(花の絵コンテスト入選作品)
■ EDAUME
「ロング・スロー・ディスタンス」
石松 由布、宇野 のどか、江口 禎駿、
遠藤 梨夏、尋木 昭帆、嶽野 蓮、
福永 知花、松延 怜亜、山口 知咲
▼住所:佐賀県佐賀市八戸1-2
▼期間:10月1日〜10月27日
▼開場時間:11:00〜18:00
▼休館日:月曜日
▼入場料:無料
■ヴォルフガング・ライプと奥川俊右ェ門
Wolfgang Laib & Shunemon Okugawa
▼期間:9月28日(土)〜10月20日(日)
▼開場:11:00-18:00
▼入場無料
※月曜日休み(祝日の場合は翌火曜日が休み)

 

 

 

 

 

【東京大阪福岡にて】竹内朱莉「煌々舞踊(こうこうぶよう)」

YYARTS代表である山口裕美が理事を務める一般社団法人アートパワーズジャパンの主催で、

人気アイドルグループ、アンジュルムの元リーダー、竹内朱莉さんの初書道展

煌々舞踊

が4月15日から外苑前にある聖徳記念絵画館グランドフロアにて、開催されました。

展覧会は一週間でのべ数千人もの方が来場し、大盛況でした。

好評につき、大阪、福岡と巡回し、全会場で作品、グッズともほぼ完売。

2024年1月には東京で凱旋展示が行われ、初書道展「煌々舞踊」はグランドフィナーレを迎えました。

書道家としての竹内朱莉さんの素晴らしいキャリアの第一歩となった展示のお手伝いをできたことを光栄に思います。

 

【山口裕美コメント】

竹内朱莉さんは子供の頃から書道を始め、忙しいアイドル生活の中、ずっと続けてきました。
トップアイドルでありながら、もう1つの制作活動を続けてきたことについて、本当に素晴らしいことですし、尊敬します。
さまざまなご縁があり、絵画館での展示が実現します。20代の彼女の、パワー溢れる初個展を、ぜひご覧ください。
山口裕美(アートプロデューサー)

 

【展示概要】

A 煌々舞踊

会 期:2023年4月15日(土)~4月23日(日)
会 場:聖徳記念絵画館

B 煌々舞踊:大阪

会 期:2023年8月29日(火)~9月3日(日)
会 場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター

C  煌々舞踊:福岡

会 期:2023年11月18日((土))~11月26日(日)
会 場:UNION SODA

D 煌々舞踊:Final

会 期:2024年1月12日(金)~1月21日(日)
会 場:AQspace表参道

A 煌々舞踊

B 煌々舞踊:大阪

C 煌々舞踊:福岡

D 煌々舞踊:Final

A煌々舞踊展示風景

B煌々舞踊大阪展示風景

 

C煌々舞踊福岡展示風景

 

D煌々舞踊Final展示風景