原良介「サギ子とフナ子 光のそばで」が平塚市美術館で始まりました。
展覧会の一部を公開いたします。
本展覧会では、2001年の作から2025年の新作まで、約70点の作品が展示されています。
第一展示室では2008年頃に描かれた作品が多く展示されており、
原さんを古くから知る作家の方々はなつかしんでいる様子でした。
緑をいっぱいに使った画面は瑞々しく、とても輝いて見えました。
また、同じ画面中に同じ人物が複数いたり、浮かんでいるような輪のモチーフが
あったりなどどこか不思議で神秘的な印象もありました。
第二展示室では、《サギ子》と《フナ子》や水彩の作品、
磁器の作品が展示されていました。
横一列に並べられた水彩作品《木の間》は圧巻でした。
広い会場を使った美術館ならではの展示方法だと思います。
特に印象に残ったのが三つの月を描いた油彩作品です。
暗い画面のなかで光が滲んでいるように描かれていて、
実際に暗い展示室内で光っているようでした。
画像では一点だけですが、同じタイトルの作品がもう一点展示されています。
是非会場で見て下さい。
第三展示室では、2025年作の磁器を中心に油彩作品なども展示されています。
ギャラリーでは扱えない大きな作品がたくさんありとても見応えがありました。
大きな展示室で見ると原さんの作品の輝いている印象や
作品同士の響き合いがより強く感じられました。
広い会場を伸び伸びと使っているため圧迫感などは全くなくとても見やすかったです。
原さんの展覧会は6/14~9/15まで平塚市美術館で開催されています。
是非一度足をお運びください。
ギャラリーで見るのとはまた違った印象がありますよ。
詳しくは美術館のHPをご確認ください。
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00049.html
原良介(Instagram) @hara_ryosuke