YY ARTS

【会期終了】原良介/「マス子」

原良介 「マス子」展

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 銀座1丁目へと移転しましたアートスペース YYARTSより展覧会のご案内です。

6月12日(水)から7月31日(水)まで、YY ARTSで原良介「マス子」展を開催いたします。

 原良介さんは、長年「人と自然と絵のあいだ」をテーマに複数の時間や空間゙を同一画面に取り込んだ作品を発表しています。その作品は自身の身近な自然に対する親しみと、豊かに共存するための距離感が形になったものです。「マス子」展では、そうした素朴な感情と複合的な画面構成が卓越した油彩技法で一体化した新作複数点を展示いたします。ただ共にある、そんな自然が好きになる一歩手前の感情を体感ください。

 事前予約システムも新たに導入しました。おいしいお茶とともに、是非ごゆっくりご高覧ください。銀座にお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。お待ちしています。

 

原良介「マス子」展開催によせて

今年、3月に北京の798にあるHUNSAND SPACEでの個展を成功させた原良介の新作展を開催します。原良介の絵画の特徴は、描き方、その技法です。例えば、書のように絵筆に絵の具をとったら、色を混色させずに、そのままキャンバスに置いていき、選び抜いた線を繫いで、面を作り、そのまま美しい風景画を作っていきます。そのため、画面が澄んでいて、実際の風景とも幻想の世界とも感じられ、作品の解釈の自由度が高く、観客の心に寄り添ってきます。こんなに人を惹きつける作品が描けるのだから、たぶん、様々なチャンスが原良介を待っています。一人でも多くの皆さまに作品を直に見ていただきたいです。

 

山口裕美(アートプロデューサー)

 

原良介「マス子」YY ARTS 2024.6.12(Wed)-2024.7.31 (Wed)11:00~18:00

休廊:日曜・月曜・祝日

 

会 期:2024年6月12日(水)~7月31日(水)(日曜、月曜、祝日休み)

時 間:11:00 - 18:00

住  所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 GINZA CASA 1F

電  話:03-3528-6794

有楽町線 [新富町駅] 2番出口 徒歩3分

日比谷線 [東銀座駅] 3番出口 徒歩5分

山手線・有楽町線 [有楽町駅]D8番出口 徒歩11分

原良介/Ryosuke Hara

 

1975年 神奈川県生まれ

2000年 多摩美術大学美術学部絵画学科卒業

2002年 多摩美術大学大学院美術研究科修了

2013-2017年 多摩美術大学美術学部絵画学科非常勤講師

2001年 「トーキョーワンダーウォール公募2001」大賞受賞

 

【近年の主な展示】

2019年 「美術館まで(から)つづく道」茅ヶ崎市美術館/神奈川

2020年 「札幌国際芸術祭2020」/北海道(2020 開催中止、アーカイブのみ)、

2021年 「気韻生動」明治神宮 宝物殿/東京

2023年 「しろいし緑の芸術祭」 白石町妻山神社 / 佐賀

2024年 個展「岩魚と星空」/北京798芸術区Hunsand Space

 

記事掲載の場合の画像お問い合わせなどはこちらにご連絡ください:info@yyarts.co.jp 

《マス子》51×66 cm /  oil on canvas / 2023

グループ展のお知らせ

原良介さんが参加されているグループ展も開催されています。ぜひ足をお運びください。

いしの集
2024年7月7日(日)〜2024年7月31日(水)

2024.7.7~2024.7.31
second2.(セカンド)
東京都国分寺市本町4-12-4103

くわしくはこちらから

 

【会期終了】平川恒太「tapetum」

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

銀座1丁目へと移転しましたアートスペース YY ARTSより展覧会のご案内です。

 

  4月27日㈯から6月1日㈯まで、YY ARTSで平川恒太「tapetum」展を開催いたします。
絵画やアートでなければ、ケイショウ(継承、形象、警鐘)できない記憶と忘却を大きなテーマとして掲げる平川さんですが、前回の個展から1年以上の時を経てさらに複雑に変化した社会情勢を見据えた新作が展示されます。展覧会タイトル「tapetum」(タペタム)は夜行性動物や深海魚などの眼球の網膜後部にある、光を反射する構造のことで弱い光を増幅する働きをもちます。悪政や戦争といった暗い時代をきちんと見る目が欲しいという平川さんの願いが込められたタイトルです。また本展では大人気の森のお茶会シリーズの新作も展示される予定です。

 事前予約システムも新たに導入しました。おいしいお茶とともに、是非ごゆっくりご高覧ください。銀座にお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。お待ちしています。

 

平川恒太「tapetum」展開催によせて

 

「辰年は荒れる」と言われているが、今年伝えられるニュースには、ただただ驚かされるばかりだ。そして、明るい話題よりも、悲しく心痛む話題も少なくない。平川恒太の個展「tapetamu」は社会的テーマを捉え、暗い世の中を見つめる新しいシリーズとなっている。tapetum(タペタム)とは、例えば、暗闇に光る猫の目のように、動物たちの光る目、夜でも見える目のことを指す。さまざまな問題が起きても、そこから逃げ出したりせずに、現実と向き合い、きちんと見る目を持ちたい、というメッセージが込められているようだ。平川恒太から、私にきた最新のニュースは、この夏に群馬県の富岡市立美術博物館での4人展。嬉しいニュースとなった。銀座1丁目でお待ちしています。 

                       

山口裕美(アートプロデューサー)

 

平川恒太 「tapetum」

YY ARTS 

2024.4.27(Sat)- 2024.6.1(Sat)11:00~18:00

 

休廊:日曜・月曜・祝日 ※4/30, 5/1, 5/2は完全予約制にてopen

会 期:2024年4月27日(土)~6月1日(土)(日曜、月曜、祝日休み)

時 間:11:00 - 18:00

住  所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 GINZA CASA 1F

電  話:03-3528-6794

有楽町線 [新富町駅] 2番出口 徒歩3分

日比谷線 [東銀座駅] 3番出口 徒歩5分

山手線・有楽町線 [有楽町駅]D8番出口 徒歩11分

 

平川恒太(ひらかわ・こうた)

 

1987 高知県生まれ

2013 東京芸術大学 絵画専攻 修士課程修了

 

【主な展示】

2022 「ARTIST FOCUS #02 平川恒太Cemetery 祈りのケイショウ」高知県立美術館,高知

2021 「Talk to the silence」カスヤの森現代美術館,横須賀

2018 「悪のボルテージが上昇するか21 世紀」福 沢 一 郎 記 念 館,世田谷

2014 Trinitite-レキシノダンソウ、カイガノダンソウ, 丸ビル 7F,東京

2011 「ANA MEETS ART」 羽田空港ラウンジ、東京

2010 「The Neverending Story -Hirakawa Kota Solo Exhibition」原爆の図 丸木美術館、埼玉

 

【グループ展】

2022 

「Constellations: Global Reflections」Kura Kura Bali,バリ島

「光と陰のアンソロジー この世界にただ独り立つ 平川恒太、山本草介、外山恒一」つなぎ美術館,熊本

「柳澤紀子、 平川恒太 –Endless Dialogu」ギャラリーアトス,沖縄

2020

「さいたま国際芸術祭2020」メインサイト(旧大宮区役所),埼玉

「神宮の杜芸術祝祭-紫幹翠葉」明治神宮ミュージアム,東京

2019

都美セレクション「星座を想像するように−過去、現在、未来」東京都美術館,上野

2018

「特別展示-平川恒太”悪のボルテージが上昇するか22 世紀”」富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館,群馬

「カタストロフと美術のちから」六本木ヒルズ・森美術館,東京

「1940’s フジタ・トリビュート」東京芸術大学陳列館,東京

2016

Identity XII – Memorandum on Sublime ,nca,東京

「劫後風景」galerie nichido Taipei,台湾

2015

「はじまりは久米桂一郎から ─メディカル アート& イラストレーションの歴史と現在」

東京藝術大学美術学部絵画棟1F 大石膏室・アートスペース,東京

2014

「VOCA 展2014」 上野の森美術館、東京

2013

「アートがあればⅡ ─ 9 人のコレクターによる個人コレクションの場合」 東京・オペラシティーギャラリー

 

【主な受賞】

2015

「TERRADA ART AWARD2015」諏訪敦賞

2013

「アートアワードトーキョー丸の内2013」 三菱地所賞

「損保ジャパン美術賞展 FACE2013」 審査員特別賞

2012

「ターナーゴールデンコンペティション2012」グランプリ

2011

福沢一郎賞

《tapetum》 53×46 cm / Acrylic, oil on canvas / 2024