YY ARTS

【11/7~開催】菊谷達史「ビジターズ/VISITORS」のお知らせ

菊谷達史「ビジターズ/VISITORS」

  いつもありがとうございます。

 山口裕美がプロデュースするYY ARTSでは、金沢在住のアーティスト、菊谷達史(きくや・さとし)の個展「ビジターズ/VISITORS」を開催いたします。

 今回は、2019年制作で未発表の絵画作品のほか、3点の新作を含む約10点を展示・販売いたします。展覧会タイトルとなっているビジターズには、ご存じのとおり、訪問者・外来者の意味があります。例えば、自分が生まれ育った地域をホームと呼ぶような場合には、その地域以外からの来客をビジターと呼んだりするわけです。一方で、ビジターは人間とも限らないケースがあり、今年、各地でニュースになっている熊などの山の生き物が市街地に出没するケースも招かざる客のようなもの、なのだと思います。

 誰が歓迎される客で、誰が招かれざる客なのか、愛らしい動物たちが、親しい仲間なのか、それとも敵対する脅威なのか、非常に微妙かつ重要なニュアンスを含んでいます。昨年、菊谷達史がTOKAS本郷で展示し、話題となった軍用犬のアニメーションと絵画作品も、見る立場によって、別の印象や感情を生み出すような作品でした。現在、ちょうど10月末まで、展示されている札幌の500m美術館での展示には馬が登場しています。距離感や営み、自分自身の経験知の違いによって、仲間とも敵ともなる対象、それがビジターなのかもしれません。

 今回、YY ARTSの隣にある猫のTシャツメーカー、MISLAに合わせて、菊谷達史オリジナルのTシャツも販売します。

ぜひ、東銀座のYY ARTSへお越しください。心よりお待ちしています。

 事前予約システムも導入いたしました。是非、銀座方面にお越しの折には、お立ち寄りください。ご予約いただきましたお客様には、美味しいお茶をご用意し、お待ちしています。

菊谷達史「ビジターズ/VISITORS」展開催によせて

 金沢在住のアーティスト、菊谷達史の個展を初めてYY ARTSで行うことになりました。菊谷さんの作品を初めて拝見したのはかなり前で、金沢美術工芸大学に在学中だったと思う。その後も、何度かお会いする機会があったが、昨年、取材でスタジオ訪問が叶った。また、トーキョ―アーツアンドスペース本郷での「犬とFPS」展の予想をはるかに超えた興味深いインスタレーションを見て、菊谷さんの実力を改めて確認することが出来た。  

 DMになっている作品《夜行バスターミナル》は、2019年の作品なのだが、丸の内鍛冶橋駐車場を描いている未発表作品。とても近い場所なので、ご縁を感じずにはいられない。タイトルのVISITORSは、訪問者・外来者を意味するが、好意的なものだけとは限らない。自分は招かれる客なのか、招かれざる客なのか、さまざまな意味が交差する。ぜひ、東銀座のYY ARTSへお出かけください。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

菊谷達史

ビジターズ/VISITORS

YY ARTS 東京都中央区銀座1-22-13 CASA GINZA 1F

2025.11.7(Fri)- 2026.1.24(Sat)11:00-18:00

オープニングレセプション 11.7(Fri)17:00-20:00 

休廊:日曜・月曜・祝日 

来訪のご予約お願いしますYYARTS予約サイト

 

菊谷達史《夜行バスターミナル65.2×53cm/2019

菊谷達史/ KIKUYA Satoshi

1989年北海道稚内市生まれ。2013年金沢美術工芸大学大学院修士課程絵画専攻油画コース修了。2019年ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校第5期を卒業。現在に至るまでずっと石川県金沢市を拠点に、外部記憶装置としてのモニュメントとドキュメントをテーマに絵画と映像を制作している。

https://mum8track.wixsite.com/kikuyasatoshi

https://www.instagram.com/kikuyasatoshi/

 

主な個展

「個展-犬とFPS-」(トーキョーアーツアンドスペース本郷/2024年)

「個展-スノーモンスター・ウィズ・ワーキングドッグ-」(金沢市民芸術村/2022年)

主な展覧会

「散歩してみた」(札幌大通地下ギャラリー500m美術館/2025年)

「犬のいる風景」(小山登美夫ギャラリー前橋/2024年)

主な上映

「例外映像祭」(COPYCENTER GALLERY/板橋/2025年)

「第3回茨木映像芸術祭2024-2025」(大阪)

「第9回新千歳空港国際アニメーション映画祭」(北海道)

【ウェブサイト】写真新世紀(1997)

Sun microsystems(1997)

マピオン(1997)

不思議クラブ(小学校向け、教育サイト)

デュオシステム株式会社(コンサルティング)

株式会社ピコラボ(コンサルティング)

リクルートコンピュータパブリシング株式会社(出版社)

株式会社インデックス(携帯コンテンツ)

株式会社インターチャネル(ゲーム)

株式会社成城石井(スーパーマーケット、2003~2007)

EVE9002(イベントサイト 天野喜孝+ヒシヌマヨシキ)

【7/18~開催】原良介「by a forest 2008-2025」のお知らせ

原良介「by a forest 2008-2025」

 

山口裕美がプロデュースするYY ARTSでは、原良介による展覧会「by a forest 2008–2025」を開催いたします。

 現在、平塚市美術館で開催中の個展「サギ子とフナ子 光のそばで」に合わせ、東京都内の3か所、六本木のGALLERY SIDE2、三田のt.gallery、そして銀座のYY ARTS、にて原良介展が行われます。

 YY ARTSでは、2008年から現在までの作品の中から、自然との日常的なふれあいを描いた代表作「by a forest」を紹介します。混色を避け、一層の筆致で描かれる光あふれる画面は、原良介の特徴のひとつです。15年余にわたる表現の軌跡を、ぜひご高覧ください。

 

原良介「by a forest 2008-2025」展開催によせて

 平塚市美術館で原良介の個展「サギ子とフナ子 光のそばで」が2025年9月15日まで開催中である。原良介の作品と言えば、油絵の具を使いながら一層のみの筆致で描くという、非常に手間のかかる描き方をしている。さらに、基本的には混色を避け、光の溢れる明るい色使いを得意としている点は、日本の美術史の中でも珍しい画家なのではないか、と思う。今回、平塚市美術館での個展開催中に応援の意味も込め、六本木のGALLERY SIDE2と三田のt.galleryと私の東銀座のYYARTSの3か所で展示をすることになった。故郷の平塚の見慣れた景色も良いし、さまざまな出会いに刺激を受けた小品にも魅力がある原良介。猛暑の季節ではありますが、ぜひ実物を見にお越しください。お待ちしています。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

原良介

「by a forest 2008-2025」

YY ARTS 東京都中央区銀座1-22-13 CASA GINZA 1F

2025.7.18(Fri)- 2025.8.22(Fri)11:00-18:00

オープニングレセプション 7.18(Fri)14:00-16:00 GALLERY SIDE 2にて

                   17:00-20:00 t.galleryにて

休廊:日曜・月曜・祝日 

来訪のご予約お願いしますYYARTS予約サイト

同時開催:
t.gallery(港区三田)12:00-18:00(不定休)http://www.t-gallery.jp/
GALLERYSIDE2(港区六本木)12:00⁻18:00(月曜、日曜、祝日休館)https://www.galleryside2.net/

原良介《by a forest》91×116.7cm/2008

原良介/ HARA Ryosuke

1975年、神奈川県生まれ。画家。2000年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業、2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。「トーキョーワンダーウォール公募2001」大賞受賞。「人と自然と絵のあいだ」をテーマに、複数の時間や異なる空間などの概念的要素を取り込みながら、絵を描くということは次元の移動をおこなうことであると意識して制作している。また近年は絵画視点で次元的矛盾を孕みながら生み出す磁器彫刻の制作も積極的に行う。
 現在、平塚市美術館にて「サギ子とフナ子 光のそばで」展を2025年9月15日(月)まで、開催中。
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00049.html

 

主な個展

「projectN 36 原良介」東京オペラシティアートギャラリー/東京(2009)
「絵画への小径」茅ヶ崎市美術館/神奈川(2012)
「岩魚と星空」Hunsand Space/北京(2024)
「サギ子とフナ子 光のそばで」平塚市美術館/神奈川(2025)など。

https://ryosukehara.com 

【ウェブサイト】写真新世紀(1997)

Sun microsystems(1997)

マピオン(1997)

不思議クラブ(小学校向け、教育サイト)

デュオシステム株式会社(コンサルティング)

株式会社ピコラボ(コンサルティング)

リクルートコンピュータパブリシング株式会社(出版社)

株式会社インデックス(携帯コンテンツ)

株式会社インターチャネル(ゲーム)

株式会社成城石井(スーパーマーケット、2003~2007)

EVE9002(イベントサイト 天野喜孝+ヒシヌマヨシキ)