YY ARTS

【7/18~開催】原良介「by a forest 2008-2025」のお知らせ

原良介「by a forest 2008-2025」

 

山口裕美がプロデュースするYY ARTSでは、原良介による展覧会「by a forest 2008–2025」を開催いたします。

 現在、平塚市美術館で開催中の個展「サギ子とフナ子 光のそばで」に合わせ、東京都内の3か所、六本木のGALLERY SIDE2、三田のt.gallery、そして銀座のYY ARTS、にて原良介展が行われます。

 YY ARTSでは、2008年から現在までの作品の中から、自然との日常的なふれあいを描いた代表作「by a forest」を紹介します。混色を避け、一層の筆致で描かれる光あふれる画面は、原良介の特徴のひとつです。15年余にわたる表現の軌跡を、ぜひご高覧ください。

 

原良介「by a forest 2008-2025」展開催によせて

 平塚市美術館で原良介の個展「サギ子とフナ子 光のそばで」が2025年9月15日まで開催中である。原良介の作品と言えば、油絵の具を使いながら一層のみの筆致で描くという、非常に手間のかかる描き方をしている。さらに、基本的には混色を避け、光の溢れる明るい色使いを得意としている点は、日本の美術史の中でも珍しい画家なのではないか、と思う。今回、平塚市美術館での個展開催中に応援の意味も込め、六本木のGALLERY SIDE2と三田のt.galleryと私の東銀座のYYARTSの3か所で展示をすることになった。故郷の平塚の見慣れた景色も良いし、さまざまな出会いに刺激を受けた小品にも魅力がある原良介。猛暑の季節ではありますが、ぜひ実物を見にお越しください。お待ちしています。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

原良介

「by a forest 2008-2025」

YY ARTS 東京都中央区銀座1-22-13 CASA GINZA 1F

2025.7.18(Fri)- 2025.8.22(Fri)11:00-18:00

オープニングレセプション 7.18(Fri)14:00-16:00 GALLERY SIDE 2にて

                   17:00-20:00 t.galleryにて

休廊:日曜・月曜・祝日 

来訪のご予約お願いしますYYARTS予約サイト

同時開催:
t.gallery(港区三田)12:00-18:00(不定休)http://www.t-gallery.jp/
GALLERYSIDE2(港区六本木)12:00⁻18:00(月曜、日曜、祝日休館)https://www.galleryside2.net/

原良介《by a forest》91×116.7cm/2008

原良介/ HARA Ryosuke

1975年、神奈川県生まれ。画家。2000年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業、2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。「トーキョーワンダーウォール公募2001」大賞受賞。「人と自然と絵のあいだ」をテーマに、複数の時間や異なる空間などの概念的要素を取り込みながら、絵を描くということは次元の移動をおこなうことであると意識して制作している。また近年は絵画視点で次元的矛盾を孕みながら生み出す磁器彫刻の制作も積極的に行う。
 現在、平塚市美術館にて「サギ子とフナ子 光のそばで」展を2025年9月15日(月)まで、開催中。
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00049.html

 

主な個展

「projectN 36 原良介」東京オペラシティアートギャラリー/東京(2009)
「絵画への小径」茅ヶ崎市美術館/神奈川(2012)
「岩魚と星空」Hunsand Space/北京(2024)
「サギ子とフナ子 光のそばで」平塚市美術館/神奈川(2025)など。

https://ryosukehara.com 

【ウェブサイト】写真新世紀(1997)

Sun microsystems(1997)

マピオン(1997)

不思議クラブ(小学校向け、教育サイト)

デュオシステム株式会社(コンサルティング)

株式会社ピコラボ(コンサルティング)

リクルートコンピュータパブリシング株式会社(出版社)

株式会社インデックス(携帯コンテンツ)

株式会社インターチャネル(ゲーム)

株式会社成城石井(スーパーマーケット、2003~2007)

EVE9002(イベントサイト 天野喜孝+ヒシヌマヨシキ)

【5/27~開催】平井武人「Hannah’s Memory」のお知らせ

平井武人「Hannah’s Memory」

 

山口裕美がプロデュースするYYARTSでは、平井武人による展覧会「Hannah’s Memory」を開催いたします。

 本展では、生成系AIを用いて創出された、存在しない「架空の映画のポスター」を展示いたします。そこに描かれるのは、誰も観たことがないのに、どこか懐かしさを覚える未来の断片。
アーティストが幼少期に触れた1970年代SFの世界、小学校の図書館で出会った全集の記憶、そしてキューブリック映画の一場面。さまざまなイメージが交錯し、ポスターという一枚のビジュアルに凝縮されています。

 生成系AIがもたらす表現の可能性が、記憶や時間、物語のあり方に静かに問いを投げかけます。どうぞご高覧ください。

 

平井武人「Hannah’s Memory」展開催によせて

 平井武人の個展である。2018年、アートユニットのH et Hとして、前のスペースで個展をしていただいたので、7年振りの登場となる。平井武人らしく、今回は生成系AIによる、過去に存在したかもしれない架空の映画(架空の記憶とも言える)を再現し、さらに架空の映画のポスターを制作する。

 SF映画の金字塔である「2001年宇宙の旅」がある。そのアーサー・C・クラークによる小説版には、主人公のボーマン船長が宇宙旅行の果てに到着したホテルのスイートルームに飾ってあったのが、アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」だったというシーンが書かれている。今回の展覧会タイトルは、あの映画のシーンへのオマージュとなっているようだ。私は90年代以降の日本の現代アートの目撃者であるが、平井武人のセンスの良さは、同時代のアーティストの中では抜群だった。今回がその復活の閃光となると思う。ぜひ、東銀座へお出かけください。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

平井武人「Hannah’s Memory」

YY ARTS
2025.5.27(Tue)- 2025.7.12(Sat)11:00~18:00
オープニングレセプション 5.31(Sat)17:00~20:00
休廊:日曜・月曜・祝日

会 期:2025年5月27日(火)‐2025年7月12日(土)(日曜、月曜、祝日休み)
時 間:11:00 - 18:00
住  所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 GINZA CASA 1F
有楽町線 [新富町駅] 2番出口 徒歩3分
日比谷線 [東銀座駅] 3番出口 徒歩5分
山手線・有楽町線 [有楽町駅]D8番出口 徒歩11分

平井武人《Hannah’s Memory》79×39cm/2024

平井武人/ HIRAI Bujin

1990年 東京藝術大学美術研究科修了
兵藤忠明とアートユニットH et H(アッシュ・エ・アッシュ)を結成。
以降、個人とグループワークを並行して行う

【H et H】

The Appearance(村松画廊 東京、1990)
SyZyGy(細見画廊 東京、1990)
DSF(ギャラリーQ 東京、1991)
ENTROPY(東京藝術大学陳列館 東京、1991)
The Homeostasis(レントゲン藝術研究所、1992)
Theme: AIDS (Henie Onstad Kunstinstitut Oslo Norway、1993-1994)
Book M.I.(Entwistle Gallery, London 1994)
Web site: http://heth.tokyo/ (2015)

【平井武人】

<個展>

NAF レントゲンクンストラウムブース(名古屋、1997)
The –E・N・D-(レントゲンクンストラウム、1998)
M・M・M(INAXギャラリー高松、1998)
Closure (AXIS GALLERY 六本木、2001)
f450-Number Book (un petit garage 東銀座、2018)

<グループ展>

Philo-Tech (大田区産業会館、1996)
-ignition-「迷宮」(レントゲンヴェルケ, 東京、2002)
108 -One Hundred Eight-(ISE Gallery New York, 2003)
東京インデペンデント(東京藝術大学陳列館, 2019)
レントゲン藝術研究所の研究 curated by Moeka Suzuki(Roentgenwerke, Tokyo, 2019)
紫幹翠葉(明治神宮、東京、2020)
ACTIVATE KOGEI+ ART展(松屋銀座、東京、2022)
遺伝的美意識(日本橋三越、東京、2023)
Hysterik Nature ”Ki” (金澤水銀窟、石川、2023)
Hysterik Nature ”Sho” (KOGEI art fair KANAZAWA 2023、石川、2023)
Hysterik Nature ”TEN”(玄趣庵、東京、2024)
Hysterik Nature ”ketsu” (日本橋三越、東京、2024)
KOBE ART MARCHÉ 2024(神戸メリケンパークオリエンタルホテル、兵庫、2024)
玄趣24(玄趣庵、東京、2024)
邂逅 ― 巧術其之拾 ―(玄趣庵、東京、2024)
KOGEI Art Fair Kanazawa 2024(KOGEI art fair KANAZAWA 2024、石川、2024)
「雷魚」 exhibition “snakehead” (玄趣庵、東京、2025)
オートモービルカウンシル(幕張メッセ、東京、2025)

【マットペインティング】 

イベント映像「Panasonic Hi-Visionダヴィンチの夢」(1993)
イベント映像「最後の恐竜王国」(1993)
映画「河童」(1994)
映画「ノストラダムス戦慄の啓示」(1994)
TV番組「たけしの万物創世」(1994)
CF「VISAカード」(1995)
CF「ハイネケン」(1995)
CF「コンタック600」(1995) 

【その他】

資生堂ウィンドウディスプレイ(2000)
資生堂House OF SHISEIDO天井画制作(2004)
三越お中元、お歳暮メインビジュアル制作(2006~2007)
資生堂ipsa 店舗グラフィックイメージ制作(2019~2023)

【ゲーム】

英語の達人(プレイステーション、1995)
シーマン(ドリームキャスト、1998)

【受賞歴】

”シーマン~禁断のペット~”
第14回マルチメディアグランプリ パッケージ部門エンターテイメント賞(1999)
小学館DIMEトレンド商品大賞 ニューアイデア商品部門大賞(1999)
第3回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート・インタラクティブ部門優秀賞(2000)
第4回CESA日本ゲーム大賞 ゲーム大賞優秀賞 他1部門受賞(2000)

【ウェブサイト】写真新世紀(1997)

Sun microsystems(1997)

マピオン(1997)

不思議クラブ(小学校向け、教育サイト)

デュオシステム株式会社(コンサルティング)

株式会社ピコラボ(コンサルティング)

リクルートコンピュータパブリシング株式会社(出版社)

株式会社インデックス(携帯コンテンツ)

株式会社インターチャネル(ゲーム)

株式会社成城石井(スーパーマーケット、2003~2007)

EVE9002(イベントサイト 天野喜孝+ヒシヌマヨシキ)