YY ARTS

HAGAKURE 自由と情熱

YYARTS代表である山口裕美がキュレーターを務める展覧会「HAGAKURE 自由と情熱」が9月28日(土)より、佐賀大学美術館にてスタートいたしました。

「武士道といふは、死ぬ事と見つけたり」の一節で名高い「葉隠」は、西洋でいう「メメントモリ」の考え方に近く、死を思いながら、毎日を全力で生ききる、ことを提示しています。小説家の三島由紀夫が“わたしのただ一冊の本"と呼んで心酔した本でもあります。
今回は、「葉隠」の濶達な武士道精神を今日に甦らせ、乱世に生きる武士たちの常住坐臥の心構えを、<現代の武士>かもしれないアーティストや工芸家に重ね、少し違う視点から、現代のアートや工芸を見つめ直す展覧会です。現代アーティスト、工芸作家がそれぞれの作品に呼応する工芸作品やアー ト作品を選んでコラボレーション展示を実施いたします。

【展覧会概要】
「HAGAKURE 自由と情熱」
会 期:2024年9月28日(土)~11月3日(日)
会 場:佐賀大学美術館(佐賀県) 住所: 佐賀県佐賀市本庄町本庄1
開館時間:10:00~17:00
休館日: 月曜日
※祝日の場合は翌火曜日、展示替え等
入館料:無料
展覧会公式サイト:https://oneariake-artfest.com/hagakure/

参加アーティスト:
土屋貴哉+中里太郎右衛門、柳健司+田中右紀、井川健+大和美緒、中村ケンゴ+ヤマト陶磁器、SHOW-TARO(山本太郎+SHOWKO)、瀬戸口朗子、原良介、國盛麻衣佳+石炭人形

キュレーター : 山口裕美
企画協力   : 五十嵐純(佐賀大学美術館学芸員)
アドバイザー : 柳健司、土屋貴哉、井川健、宮本初音
関連企画 : EDAUME、kenakian

【9/24~開催】海野貴彦「人と街、ときどき猫」展のお知らせ

海野貴彦「人と街、ときどき猫」展

 

 山口裕美がプロデュースするYYARTSでは海野貴彦の展覧会を開催いたします。

9月24日(火)から11月9日(土)まで、海野貴彦「人と街、ときどき猫」展を開催いたします。

 今回の個展は、2018年から海野が取り組んでいる、歌川広重の浮世絵を研究して現代版浮世絵を描くシリーズの展開バージョンです。海野はこれまでに広重の「名所江戸百景」の119点と、「東海道五十三次」の55点をリサーチし作品を制作、今回は、最近古民家を改装して開店した彼自身の店『海野貴彦商店 NANZO』(墨田区京島)からほど近い生活圏内の8点の風景を選び、新たに制作しました。

P.S.オフィスシェアをしている岐阜の蓑島刺繍の新ブランドのMISLAでは、猫のTシャツやグッズもあります。

 

海野貴彦「人と街、ときどき猫」展開催によせて

 

 海野貴彦さんの3度目の個展を開催することになった。彼の個展は毎回、ワクワクとドキドキが混在する気分だ。というのも何度かミーティングをしたとしても、彼の発想の枠のない自由さが、想定していた展示を裏切ってくる。「なるほど、そうなったのね」と納得させられる。誰かが「町おこしではなく人おこしの天才」と称したと聞いているが、的確な表現だと思う。住み慣れた街だろうが、海野貴彦の視線であれば、新鮮な表情を見せてくれる。そのことによって、わが街が初めて知る街になる。日本の古典にも想いを馳せている。そして誰もが、海野ファンにさせられてしまうのだ。ぜひご自分の眼で、見にいらしてください。

山口裕美(アートプロデューサー)

 

海野貴彦「人と街、ときどき猫」YY ARTS 2024.9.24(Tue)-2024.11.9 (Sat)11:00~18:00

オープニングレセプション:10/2(水)17:00~

休廊:日曜・月曜・祝日

 

会 期:2024年9月24日(火)11月9日(土)(日曜、月曜、祝日休み)

時 間:11:00 - 18:00

住  所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 GINZA CASA 1F

電  話:03-3528-6794

有楽町線 [新富町駅] 2番出口 徒歩3分

日比谷線 [東銀座駅] 3番出口 徒歩5分

山手線・有楽町線 [有楽町駅]D8番出口 徒歩11分

海野貴彦 / Takahiko Kaino

 

1975年6月6日東京都生まれ。画家。

画家という肩書きの祭り屋。2012年拠点を東京から縁も所縁も無かった愛媛県松山市に移す。

全国各地を演歌歌手さながらに転戦し、作品発表を続ける。得意なスタイルは「そこでしか出来ない、そこの最大公約数で制作する」こと。主な使用画材は「絵の具」そして「人」。絵の具でキャンバスにえがき、人でまちをえがく。まちの彩りになることも含めて「画家」と名乗る。転じて海野が今いる場所が日本で一番面白いところとされる。表現方法は、絵画制作、ライブパフォーマンス、プロジェクト制作、タイトル題字、マンガ着彩、彫刻、作家のプロデュース、講演、執筆、映画、映画・TV・企業CM出演など多岐にわたる。

 

【主な展示】

2021

「TOKYO百景」制作

「望郷太郎」(山田芳裕/講談社)漫画着彩

「光源郷 セカンド」/un petit GARAGE(東京) 

「おしゃれブラザーズのうた」制作/おしゃれブラザーズ

「祀画」/白白庵(東京) 

「東京ビエンナーレ2020/2021」東京大屋台/三軒長屋「旧邸」中庭(東京)/野営

「東京ビエンナーレ2020/2021」東京をきく(東京)/おしゃれブラザーズ

「望郷哲太郎」tribute to(山田芳裕/講談社)京島クロスロード(東京)/東京型家×野営 with 小孫哲太郎

「ニクイホドヤサシイ/千の窓」展02/コミュニティアートスペース優美堂(東京)

「祀画 PART Ⅱ」/白白庵(東京)

「光源郷サード」/学と芸 七分(愛媛) 

 

2022

「アーティスト海野貴彦の竹物語」/ゲストハウス千倉のおへそ(千葉)

「芸術の四国遍路展 徳島編」/徳島城博物館(徳島)

「望郷太郎」(山田芳裕/講談社)漫画着彩

「芸術の四国遍路展 高知編」/藁工ミュージアムなど(高知)

山田芳裕『望郷太郎』第6巻発売記念/織部下北沢店(東京)

「芸術の四国遍路展 愛媛編」/ギャラリー リブ・アート(愛媛)

久万美コレクション展2/久万高原町立久万美術館(愛媛)

「TOKYO100k CryptoArt」/OpenSeaオークション 

 

2023  現代美術アーティストグループ展 「祀画 IV」(白白庵 / 東京)

     厄除・迎春 特別祈念 「干支物 縁起物展 2023」(白白庵 / 東京)

 

記事掲載の場合の画像お問い合わせなどはこちらにご連絡ください:info@yyarts.co.jp 

 

《逆井乃わたし跡45.5×37cm /  acrylic on canvas / 2024